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Caliperツール
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  方向性を持った長方形のウィンドウを指定して、左から右に走査して、エッジのある位置を検出するツールです。グレーレベルを使って補間計算するので、サブピクセルで位置を決定できます。一般的に、精度は1/4ピクセルと言われています。一方向へ走査するので、指定したウィンドウにおける "x位置" のみ算出することになります。ウィンドウのy方向については、グレーレベルが加算されて平均化されますので、ウィンドウの縦幅はノイズへの感度を意味します。

  物体をまたぐようにウィンドウを張り付けて、左と右(上と下)のエッジを検出すれば、物体の "幅" を測定できます。ウィンドウは、物体に対して垂直に指定しなければならず、物体に対するこの角度が、算出される幅の精度の決定的な要因になります。PatMax(R)ツールを使えば高精度で物体の角度を決定できるので(カタログ値は0.02度)、PatMax(R) → フィクスチャ → Caliper という手順が、通常考えられる幅の測定方法です。

  Caliperを使った位置決めも考えられますが、Cognex社のPatMax(R)テクノロジーがある現在は、プログラムも複雑になるし、ノイズの影響も避けられないし、使う用途が限られるでしょう。




Blobツール
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  画像の中の塊(Blob)を見つけるのがBlobツールです。簡単には、画像全体のピクセルをあるしきい値でもって2値化(pix>thr?val=255:val=0)し、ピクセルの塊についてその面積や重心を報告してきます。実際には、しきい値を画像明るさの変化に応じて相対的に決定したり、塊を決定するためにピクセルの連結性解析を行ったり、見つかったBlobについてフィルターで選別したり、が行われます。

  意外に重宝するのがBlobツールを実行する時のマスク機能。不要な部分をマスクして目的の領域だけにあるマークを検出することができます。物体の欠陥検査を行うならば、PatMax(R)で位置決め → アフィン変換を使っていつも同じ領域を切り出す(マスク画像が固定で良い) → マスク画像を適用 → Blobで欠陥検出、という処理手順になります。

  対象物の形状が決まっていなくて、サーチツールのパターン登録が向いていないときに、Blobツールを使って対象物の位置と向きを検出するという用途でも使われます。